昨日、書き忘れていたこと。

今日乗った、826A。
同じ時刻の電車に、昨日も乗ったのですが…
昨日は、大森駅でとまっちゃったんですね。

扉が閉まる。いつものように、人が挟まり、1両か2両、側灯がつきっぱなしになる。運転台の画面からも、これを確認できる。

お荷物お体強くお引きください。
聞きなれた定型句だ。
今日もこれを、駅員や車掌が何度も叫び続ける。

やっと扉がすべて閉まり、運転士知らせ灯が点く。
いつものように運転士は知らせ灯と車内信号を指差し、マスコンを引く。電車は、再び動き始めた。

ここまでは、いつもと変わらない、ラッシュ時の風景である。
ところが、だ。

電車が、15km/hくらいまで加速したときだった。
いつもならATCの信号が変わるはずのない場所で、突然「チン」という音。
車内信号を見ると、いわゆる02信号が。×って表示。非常時にしか点灯しない、果てしなく嫌な予感を誘う信号だ。
ATC関係の表示が集中しているエリア(正式名称シラネ)を見ると、「ATC非常」の赤ランプ。
非常ブレーキがかかる。加速中、それも発車してから間もない時だったので、大きく揺れる。ドタドタ…という、よろめき、倒れる客の音量も、特大だ。人が満杯までつまっていたので、転んだ人はいなかったようだが、当然車両の前の壁に接していた私は後ろの200人を超える(推定)人間のドミノ倒しを食らうこととなった。もちろん、200人分の体重すべてがかかるわけではないが、一瞬苦しくなるほどの圧力だった。
運転台の画面には、「転落検知」とか表示されているように見えた。いや、そう見えただけで、実際は違ったかもしれない。
「−・・−」の電鈴。車掌とのやりとり。
1分にも満たない時間、次の車掌からの連絡を待っていたが、随分長い間に感じられた。途中、何度か指令があった気がしたが、よくわからなかった。
再び、−・・−。そして、「お待たせいたしました、まもなく発車をいたします」との放送。
運転士が画面の「運転」ボタンに触れ、運転を再開しようとしたところで、東鉄指令。運転士を呼んでいる。
通話しながら、とりあえず発車。P1，P2と、ゆっくりと加速力を強めていく。
15km/hで一旦加速をやめ、東鉄指令終話。
ふたたび電車は加速をはじめ、放送が入る。「傘がはさまっていたため、急停車しました。電車は大森駅を2分ほど遅れて発車しました…」的内容。…転落検知は気のせいか。02信号も出たところから考えると、恐らく列停【列車非常停止スイッチ】扱いだろう。
…なぜか加速は75km/hくらいでストップ。遅れてるのに…いいのかしら…

(記憶のみに頼っているので、誤りがあるかもしれませんが、少なくとも大森駅でとまったのは本当です。)

こんな、弱 非日常的事態が発生。
しかし、傘が挟まってたって…発車前に気づけよと。。まぁ、大惨事を防げたと思えばいいんだけどね…

ちなみに、TrainSimulatorReal山手線、703Gの新宿駅で、これと同じような体験ができます。荷物挟まりで駅員が列停扱い。
まぁ、ゲームだから本物ほど殺伐とはしてないんだけどね。
1388文字